私の怪談師はポンコツ可愛い

ラノベ

 霊能力者の青は怪談師を目指す咏に目を付けられる。普段は孤高のクールな美少女の咏から突然自分の家に来るように言われ、案内されたのは怪談BARだった。 

 そこで咏が怪談師を目指しているが才能がないことを告げる。霊感の強い青と心霊スポットを巡り、実際に経験することでリアリティのある怪談を語れるようになりたいから協力してほしいとグイグイ頼み込まれ、押し切られるような形で青は承諾した。 

「―つまり、私にも幽霊が見えたり、触ったりできるってことですか⁉」 

「念のため言っておくけど、干渉できるってことは襲われることだってあるんだからね? ほんと気をつけてね……?」 

「もちろんです! 任せてください!」 

 家族を傷つけてしまった青の霊感の強さが咏と過ごすことで楽しい思い出に塗り替えられていく。オカルトが結んだ仲良しJK2人の青春が始まる! 

霊能力者と怪談師のオカルト百合コメディ 

もうお前ら付き合っちゃえよ 

全部読み終わったらイラストを見返せ 

☑百合が好き!

☑オカルトが好き!

☑全部読んでからわかる真実

 咏が青をずっと意識していたのが可愛い。読み始めた時は青の霊感の強さを盗み聞きして偶然知っただけだと思っていたが、咏は青に親近感を抱いていてずっと意識していた。咏は多分、青が誰かと話しているときには聞き耳を立てていたから偶然じゃないんだろうなーって思う。でも、咏の行動すごく共感できる。仲良くなりたい人の行動や言動を観察して自分が入り込めそうなタイミングを伺うのはやったことある。

 咏にとっては青と話すのが長年の思いが成就したみたいな感覚になってるから、いきなり家に呼んだり、「運命の人」呼ばわりしたりするのもしょうがない。いや、しょうがなくないか。

 でも咏みたいにグイグイ来るヒロインはいい。天真爛漫に振舞う姿は読んでいて元気になるし、振り回されるヒロインの「やれやれ」って感じだけど実は乗り気、を引き出せる。青は振り回されながらも自分の体質について前向きに捉えられるようになって、青にとっても咏が大切な存在になっていく。

 第4章で青が母親の幽霊に喰われそうになったところを咏が助けた時の展開はいつもと逆転していた。その時のセリフは恋人でしかない。

「お願いですから、ちょっとは私のことも見たください。こんなに青を必要としている人が目の前にいるじゃないですか」

「……もっと、私を見てください。他に目移りなんてできないくらい、私だけを見つめてください」

 過去に囚われている青に、今の青を必要としている自分を認識させて、過去の呪縛から解放させた咏のセリフがイケメンすぎる。どんちゃん騒ぎをしていた前半から予想できなかった展開だったのですごく心に響いた。

★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

オカルトの謎を解いたり、かなちゃんや左腕の展開は好きですが、ホラーを期待していたからか、咏のテンションが怖さをかき消していたのであまり刺さりませんでした。でも百合が好きな人には楽しめると思います。

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