凶乱令嬢ニア・リストン8

ラノベ

 ニアの私情が多分に含まれ、心血を注いだ武闘大会の本戦の火蓋がきられた。ニアの弟子か、剣鬼か、勇者候補か、果たして誰が勝つのだろう。

 血沸き肉躍る戦いに興奮したニアの解説が思わぬ方向で評価され、王にも裏社会にも一目置かれる。激しい戦いを見せられたニアがじっとしていられるはずもなく、出場者に近づき……。

バカ強い銀髪幼女

魔王より強いのにやっていることはタレント活動

☑銀髪幼女が主食の人 

☑無双系の爽快感が好きな人 

☑表の顔は文化人、裏の顔はバーサーカーのギャップに萌える人 

アンゼル、お前が主人公だ

 サウザンとアンゼルの戦い、個人的にはサウザンが勝つかなーって思ってた。戦いの中で成長するアンゼルが主人公すぎる。

 サウザンの攻撃を受けながら自分のものにしていく対応力は、いつ命を取られてもおかしくない裏社会で生き抜いたアンゼルが自然に身に着けた力だと思っている。突然の覚醒ではなく、生き抜いた証がにじみ出て強さに納得できる。

 氣を保てる限界が近づく時間制限と切り札の使いどころから打開策を見つけなければならない。極限の状態の中で見出した、切り札を切り札として使わないという選択が基本に忠実な戦いをしながらも臨機応変に対応できるアンゼルの良さ。切り札を中途半端に使ってしまったリネットの敗因とは逆の展開になった。

 ニールを助けた時もだけどここぞって時に結果を出せるアンゼルは男の中の男だよ。試合はアンゼルの勝ちだったけど本気を出していなかったサウザン、こういうどっちが強いのか白黒しない勝敗は好き(後でサウザンの本気は見れる)。

 アンゼルとフレッサの互いの実力を信用しているけどドライな関係も好き。直接戦わないのも彼ららしく、「金は用意するけど、お前が俺を探せ」的なことを言うアンゼルとそれを了承するフレッサの裏の世界の仕事人の雰囲気にしびれる。

 リノキスとガンドルフの氣拳を打ちあう乱打戦。血が飛び骨が折れる、ほとんど根気と力を比べる泥臭い殴り合いにヒリヒリした。ここまでの試合で勝った要因である固さが持ち味のガンドルフが勝つか、ニアの1番弟子で修練も長く積んだリノキスが勝つか、結果が見えないギリギリの戦いに手に汗握る。

 リノキスとジオンの試合も見どころが多かった。ガンドルフへの雪辱を果たさんとするジオンのスピードを活かした戦いは迫力が文章だけでもすごかった。攻防が一瞬で入れ替わるのだ。攻撃が当たったと思ったら躱していてカウンター、カウンターも避けて次の攻撃、その攻撃をもろにくらわないよう当たりどころをずらす。異次元過ぎてついていけない。

結局、最強はニア

 血が飛び散った試熱した試合を見せられて黙っていられるニアじゃない。ニアは消化不良のサウザンとトーハゥロウを呼び出して挑発をする。しぶしぶ攻撃をする2人だが、ダメージを与えられない。

 勇者候補の攻撃を軽々あしらうニアだが、今更驚くことではない。それよりも新しく出てきた技「氣拳・竹神楽たけかぐら」「氣拳・山門やまかど」の名前がかっこよすぎる。カタカナが並ぶ技も好きだけど、漢字の技も中二心をくすぐる。

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